税理士試験、「趣旨」を理解することは重要だと思う

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本日は5月11日。税理士試験まで残り約3ヶ月。
キツイ時期に入りました。

趣旨を理解=考えること

主に税法の理論での話です。

税理士試験での理論の趣旨とは、何でこの条文ができたのか、
です。個人的にはこの趣旨はとても重要だな、と思います。
理論の暗記をするとき趣旨をできる限り一読して(考えて)から
暗記作業に入ってました。

何かの税法で、昔この趣旨を答えさせるような問題も出たかと
思います(出てなかったらゴメンナサイ)。

何で私が趣旨は重要と考えるかというと、考えるクセをつける
ためです。理論は膨大な暗記という作業が必要です。
全部暗記さえできてしまえばほぼほぼ合格する試験であれば
いいのですが残念ながらそうではありません。
作問者が問うていることに対して解答する必要があります。
必ず「何が問われているのか考えてから解答する」当たり前では
ありますがこれができなければ合格できません。
これからの時期、答練が続き「答練慣れ」をしてくると
あまり考えなくなる(考えたくない)時期もあるのではないでしょうか。
私はありました。振り返ると、考えなくなると成績が落ちてたと思います。
私の税理士試験の前半は、「考えずにパターンにはめる」そして
楽をして合格したい、という気持ちがありました。でもそんなに
甘くはありません。結果は惨憺たるもの・・・
趣旨をきっかけに「考えること」を常に意識した結果、
働きながら、後半3年で税法3科目(法人税法、消費税法、相続税法)に
合格することができました。
合格できた最大の要因は、考えることができたこと、だと
思っています。

法人税法、所得税法、相続税法を受験する方は理論暗記量も多く
大変かと思います。しかし考えずに暗記に走ってしまうと
専門学校の答練ではある程度いい成績でも、本試験での
合格確率は下がると個人的には思います。

趣旨が理解できれば暗記がしやすくなることも

例えば、相続税法の非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除。
趣旨は、「中小企業の円滑な事業承継(雇用確保、安定経営)」。

これを適用できる要件は、趣旨を頭に入れて(理解して)から
暗記に入るととても暗記しやすいと個人的には思います。
趣旨に沿った適用要件になっているからです。
ただし、全ての理論が暗記しやすくなるということではありません。

そして、この非上場株式等の贈与税の納税猶予及び免除、
私が受験した本試験で出題され、無事合格することができました。

おわりに

考えることをやめてしまうと人間の成長は止まってしまう、
と個人的には思っています。
そして考えるためには知識のインプットも当然必要。
日々是勉強です。

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