事業の運転資金、最低3ヶ月手元に残すことを1つの目標としましょう

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今朝の新聞で、トヨタ自動車が三井住友銀行と三菱UFJ銀行に

計1超円規模の融資設定枠を要請した、と出ていました。

トヨタ自動車の現預金の残高は、令和1年12月末時点で

5兆2千億円です。そのトヨタでも手元資金に厚みを持たせるた

めの資金調達です。

資金の流れ

事業の運転資金は最低3ヶ月、6ヶ月分あれば理想です。


事業開始当初の運転資金は自己資金のみです。なので、はじめは

金融機関から借入をして運転資金を賄います。

自己資金のみで賄えればいいのですが、そうでない場合は

創業融資を受け運転資金を確保しましょう。

その後順調であれば、売上が上がるようになり、借入金を返済していき、

自己資金で3〜6ヶ月分の運転資金を確保できるようになります。

永遠に売上が上がる仕組みがあればいいのですが、ライバルなどの

競合他社の出現などにより、売上が減少し事業コンセプトの

見直しを迫られることもあります。そして、また金融期間から借入を

して資金を確保し、新たな事業コンセプトを基に事業を進めて

売上を増やす→資金を増やす、という流れになるでしょう。


手元資金の理想が6ヶ月分、というのは「何かあったとき」のためです。

今回の新型コロナ感染拡大により売上が大幅に減るまたは0になる、

この状況は、まさしくその「何かあったとき」です。

状況把握のため経理は重要

事業の状況を把握するには、経理は重要です。

毎月タイムリーに試算表を作り、損益と資金の状況を確認できる

体制を作っとかないといけません。

税理士に試算表作成の経理を丸投げしている会社は多いと思います。

丸投げだと、試算表作成が1~2ヶ月後になってしまい遅いと私は

思っています。自社でその辺の経理を処理する体制を作る(自計化)、

ということが状況把握にはとても重要だと考えます。

おわりに

運転資金に焦点を当てましたが、設備投資などで別途資金が必要に

なったときは、設備投資資金を借りることになるでしょう。

過去に金融機関から借入をし、その後返済を滞りなく行っていれば

次も借りやすくなります。

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