税理士試験、1〜4月はどう勉強すべきか?

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12月の合格発表から早いもので2ヶ月が過ぎました。
官報合格して税理士試験を終えた方、
科目合格して次の科目へ進んだ方、
不合格で昨年と同じ科目を再度勉強されている方、
などなど様々だと思います。

過去を振り返ると、専門学校の講義内容もまだこの時期は
それほど早くはなかったな、と思います。

この時期にどう勉強すればいいのか、税法ベース、
完全な私の独断と偏見で書かせてもらいます。
参考にしていただければ。

この時期に考えていたこと

1〜3月は会計事務所で働いている方は、多忙でしょう。
私も多忙でした。専門学校に通うのも一苦労だと思います。

税理士受験生時代は、確定申告時期であろうと何であろうと
まずは絶対に講義は休まない、専門学校に通うことを最優先事項
として仕事・日常生活を考えてました。
平日の夜に学校に通っていた頃は、学校の日は必ず定時に仕事を
終え専門学校に直行、残業は専門学校以外の日にしてました。
平日週2回、何とか学校に通えれば、土日でその週の分の勉強を
まとめてする、といったスケジュール感でした。
でも、どうしても平日に学校に通えない日もあったので
その時は土曜に講義を受け、日曜にその分を全力で勉強してました。
講義の振替は日曜ではなく必ず土曜、日曜だと復習の時間が
取れないからです。

他、この時期でも考えていたことは、
本試験には専門学校に理論テキストに載っているものは
全て本誌試験に持っていく、ということ。
実際には、本試験に持っていけた理論はテキストの90%
ぐらいだったかと思います。
そしてもう1つ、本試験では何が出るかはわからない、
ということ。

理論

私が専門学校(大原)に通っていた頃は、講義のはじめに
必ず理論ミニテストを実施していました。
今でもやっているのかな?

まずは、この理論ミニテストでしっかり書けるように暗記を
していくことをこの時期の勉強のベースとしていました。
1コマの講義で理論を2題ぐらいやる、その次の講義(3〜4日後)
までにその2題をできる限り完璧に暗記していく、
そして忘れる、月1ぐらいでテストがあるのでまた暗記する。
この繰り返しで4ヶ月が過ぎていってました。
1〜4月で2回完璧に暗記(理解も)できた理論は本試験に持って
行けてました。逆に1〜4月に暗記しきれなかったものは
本試験に持っていけないものもありました。
理論は暗記という作業があるので本試験レベルに持っていくのに
時間がかかります。この時期に土台を作っておかないと
厳しい、と私は思います。

また、できる限り横のつながりも意識してました。
横につながっている理論を暗記する、ということは時間的にムリ
だったのでしていませんが、つながりとしてこれもある、と
考えられれば、それは本試験につながるでしょう。
本試験では模試とは違い何が出るかわからない、パターンを覚える
ことも大事ですが、それ以上に大事なのは考えることだと私は
思います。本試験ではドキドキしながら「始め」の声とともに
問題を開き読む、解こうと考える、そして解答用紙に落とし込む、
の流れです。当たり前ですが「解こうと考える」ここが一番重要でしょう。
考える力をつけないと問題は解けませんので。

計算

正直、1〜4月の時期、計算はあまりやってませんでした。
どちらかというと理論メインでした。
計算は、1〜2月では個別問題を解くぐらい、3月ぐらいから総合問題を
少しやりはじめたかな、と記憶しています。

でも、1つだけ意識していたことがあります。
それは、理論とのリンクです。
計算とはいえ、その根拠は理論(法律)です。
なので、この時期とはいえ計算でやる箇所の
理論は読むようにしてました。
理論と計算のリンクは勉強する上での最大の効率化だと
思います。

おわりに

コロナなので、専門学校の自習室も閉まっていること
でしょう。なので、勉強場所の確保も大変だと思います。
苦労が多い程、合格したときは格別だと思うので
頑張っていただきたい。

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