中小企業の株式、将来どうするのか考えといたほうがいい

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売れる株式(上場株式等)、売れない株式(中小企業の株式等)いずれも
保有したまま亡くなると、それらは相続財産になります。

特に中小企業の株式は評価額が高くなることがあるので
気をつける必要があります。

売れる株式、売れない株式 会社の株式には色々な種類がある

売れる株式としてすぐ思いつくのが上場株式。
上場株式は、基本証券会社を通して売買するので売ろうと
思えばすぐ売れます。
個人が上場株式を買う理由としては、売ってキャピタルゲインを得る、
配当をもらうことが多いと思います。

売れない株式の代表としては中小企業の株式があります。
ただ、厳密に言うと売れないことはなく売ろうと思えば売れます。
オーナー会社を例にとってみると株式を売る(全て売るとします)
ことは会社を売ることとなります。
そして、会社を買いたい、という買い手を見つけなければ
いけません。この買い手を見つけのが大変なので、
実際に売るには、かなりハードルが高いです。

上場株式、中小企業の株式共に保有した状態で亡くなったら
相続財産となります。
上場株式の評価は市場での時価を基に評価するので
評価額を出すのはそれほど難しくはありません。
中小企業の株式はちょっと評価の仕方が難しいので
すぐに評価できるものではないです。

中小企業の株式は定期的に株式評価をしといた方がいい

中小企業の株式を相続した・贈与を受けた場合は、相続税評価額により
評価した金額で相続税・贈与税を計算します。
この相続税評価ですが、利益が出ている会社ほど評価額は高くなります。
場合によっては評価額があまりにも高く相続税が払えない、という
ケースも考えられます。

これは私の個人的意見ですが、10年以上継続している会社は
会社の現状での価値を把握する意味でも一度評価しといた方がいいと考えます。
オーナー会社の社長で現役バリバリの人は毎年株価評価する必要は
ないと思いますが、引退を考えているオーナー会社の社長であれば
できれば毎年株価評価したいた方がいいでしょう。
中小企業の株式は相続税にかなり大きな影響を及ぼすことが多いからです。

経営が順調な中小企業ほど会社の株式を将来どうするか早めに考えたほうがいいと思う

親族に後継者の人がいる場合は、その人に少しづつ生前贈与をしていく、
地味ではありますが有効な相続対策になります。

問題は後継者がいない中小企業。親族に後継者がいない状態で
会社を存続させていのであれば親族以外の第三者を後継者に
するしかありません。

この親族以外の後継者、
会社の従業員であればその人に会社株式を売るか贈与することになるかと。
会社の従業員以外の全くの第三者であれば会社株式を売ることになるでしょう。

経営が順調、後継者がいないオーナー会社の中小企業ほど会社の株式を
将来どうするかを考えといたほうがいいです。
繰り返しになりますが、中小企業の株式は相続税にかなり大きな影響を
及ぼすことが多いからです。

お問い合わせはこちらのフォームよりご連絡ください。

おわりに

新型コロナの第3波、かなりヤバそうです。
12月は、家でおとなしくするしかなさそうです。

令和になっていいことがない、と感じるのは私だけでしょうか?

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