「先生」と呼ぶ、呼ばれることの違和感

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「先生」という呼び方、呼ぶほうからすると学校の先生、お医者さん、
などが先生と呼ばれるのにふさわしいのかな、と勝手に思っています。

政治家のことを「先生」と呼ぶのは違和感あります。
A副総理のように偉そう、不祥事も多いからでしょうか。

「先生」とだけ呼ぶ人の多くはその人の名前を覚えていない

私は税理士なので「先生」と呼ばれることもあります。
でも違和感を感じる時が結構あります。

呼ばれ方は2パターンです。
①単に「先生」
②「○○先生」

①の単に「先生」で呼ばれるとき、そう呼ぶ人は「先生」の
名前を覚えていないのかな、と感じます。
面倒くさいから「先生」でいいんじゃね?という感覚でしょうか。
そう呼ぶ代表が税理士会です。
下述しますが、「先生」には士業に人たちに対する敬称、という
意味もありますので、税理士会の職員は税理士に対しては「先生」と
呼べと指導されていると思います。
なので、実務に就いている職員の方々は「先生」「先生方」と
呼ぶのだと思います。また「先生」「先生方」と呼ぶ方が単純に
楽で呼びやすいこともあるでしょう。
名前を覚えようとする意思はあまり感じません。

②の「○○先生」、年配の方が社長の会社から、そう呼ばれる
こともあります。従業員の方々からすると社長がそう呼んでいる
ので私達もそう呼ばないと、ぐらいの感覚だと思います。
その社長からしてみれば、敬意の意からそう呼んでいただいて
いるのかな、と感じます。
あと、税理士同士で集まる機会があるときは、お互いを「〇〇先生」と
呼んでいることが多いです。お互い敬意を込めてそう呼んでいるのでしょうが
コレ、全く意味がないものだと思うので私はそう呼びません。
特に、はじめて会う税理士、その人がどういう人かわからない、
どれくらい仕事ができるかわかならい、その人の考えもわからないので
敬意を感じるはずもありません。
単純に「〇〇さん」と呼びます。その人に敬意がないのに形式だけ
「先生」と呼ぶのは好きではないことと、逆に失礼かもとも思うからです。

「先生」の意味を調べてみると

私が小学生の時に使っていた国語辞典で「先生」を調べてみると、

①学問や芸道にすぐれた人
②教師
③師事する人に対する敬称
④医師、弁護士、代議士などに使う敬称
⑤親愛、あざけりの意を込めた呼び方

とありました。

簡単にまとめると、尊敬の意が込められている、といったとこでしょうか。

しかし、⑤の「あざけりの意を込めた呼び方」というものあります。
税務署の職員は、税理士のことを必ず「先生」と呼びますが、
こいつらは正しくその意を込めて言っていると感じます。
税務調査には事務所によっては税理士ではない無資格者の職員が
立ち会うこともあります(最近は無資格者が立ち会うことに税務署は
難色を示すことがある)が、その人達に対しても「先生」と呼びます。
敬意も何もないのに見下して「先生」と呼ぶ、かなりムカつきます。

弁護士、税理士などは「先生」と呼ぶ必要はないと思う

私の勝手な主観ですが弁護士、税理士などには「先生」と呼ぶ必要は
ないと考えます。
学校の先生であれば、子供が大人になってから社会でやっていけるように
勉強、道徳を教える、医者は人の命に関わるので尊敬の意で「先生」という
呼び名にふさわしいと感じます。社会的意義が大きいのではないでしょうか。

弁護士、税理士などは専門的知識を有していますが、学校の先生や医者ほど
社会的意義は大きくないのかな、と感じます。

税理士事務所に勤務してきて、働かない税理士、税法がわかなない税理士、
全く仕事ができない税理士などなどひどい人もたくさん見てきました。
そういった人もひっくるめて尊敬の意を込めて「先生」と呼ぶのは抵抗が
あり呼ぶ気もありません。

これも私の勝手な主観ですが、敬意をもっている人には「先生」と
形式的に呼ぶよりも、その人のフルネーム、顔などを覚えることの
ほうが先だろうと考えています。

おわりに

テニスを教えている時は、「コーチ」か「先生」と呼ばれていました。
「コーチ」と呼ばれるのは違和感なかったですが、「先生」と呼ばれた
ときは違和感を感じてました。

教える人は誰でも「先生」ではありません。

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