会計(税理士)事務所はイエスマンを求めていることが多い

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8月に今年の税理士試験も無事終わりました。
12月の結果しだいでは、転職・官報合格し独立を
考えている方もいらっしゃると思います。

今日のブログでは、会計(税理士)事務所ではどんな人材を
求めているのか?を書きたいと思います。
私も数多くの会計(税理士)事務所の面接を受け働いてきました。
その経験を踏まえての私の勝手な主観です。

私の場合ですと、大手事務所は年齢制限で申し込みもしなかったので
中堅〜零細の事務所での話です。

イエスマン

イエスマン、今まで面接を受け実際に働き圧倒的にこれを求めている
事務所が多いという印象です。
税理士は所長1人、他職員が数人の事務所がイエスマンを求める傾向に
あると勝手に思っています。

こういう事務所の特徴としては、残業は比較的少なめ、給与は低い、
というのが私の主観です。

残業は少ない傾向なので、税理士資格取得のための勉強時間確保には
いいでしょう。

なお、自分主張が強い人は面接に落ちやすい傾向にあると思います。
求めているのはイエスマンですから。私もガンガン自己主張して
面接で落とされたことは何度かありました。面接時にその事務所で
働きたくないと思ったのでこうすれば落ちる、と思ったので
そうしました。

私が始めて就職した事務所がまさしくイエスマンを求めている典型の
事務所でした。2009年にはじめて会計事務所に就職したのですが
市場が買手市場、年齢(当時35才)のこともありなかなか
就職が決まりませんでした。当時は税理士科目で保有していたのは
財務諸表論1科目だけだったこともあります。
たまたまとある事務所の面接を受ける機会をもらい、奇跡的に就職が
決まりました。何で決まったのか、その当時は全然わかりませんでした。
でも、その事務所で働いてはじめてわかりました。
その事務所は会計事務所勤務経験のある人は取らない、
ということだったのです。
何でかというと、所長が自分の仕事のやり方に口を出されのがイヤだから
ということでした。この話を聞いたときはかなりビックリ。
こういう事務所もあります。
その事務所は残業がほぼほぼないので勉強時間を確保できる、
事務所内の雰囲気も悪くなかったのですが、
給与があまりにも低く生活が苦しかったので3年勤めた後に転職しました。

また、イエスマンを求める事務所は、仕事がルーティン化して同じことの
繰り返しになる傾向もあるでしょう。

トータルで見て長く勤める場所ではないのかな、と勝手に思います。

実務経験豊富で知識スキルが高い人

実務経験豊富、知識スキルが高いと仕事をこなせる幅が広い
はずなので重宝されます。プラス人間性が加わると面接で落ちる、
ということは少ないでしょう。
給与水準もそこそこ高い、という印象です。
また、まわりの人も優秀なことが多いので色々と勉強に
なることが多いです。
就職するには若干ハードルが上がる、という印象です。

ちょっと話は変わりますが、
税理士科目○科目以上合格が応募条件になっている求人情報を
よく目にします。
例えば2科目以上合格だと、2科目合格も2科目以上合格ですが、実際に
その事務所に就職する人は3〜4科目合格もしくは官報合格している人が
多いです。

その他の基準は

他、私が面接を受けて感じたのは、
・人間性重視
・勉強熱心かどうか
・低賃金で働けるか
・サービス残業当たり前にできるか
などなどです。

色々な事務所がありました。

おわりに

就職先はご自身の将来に関わることなので慎重に選んで
ほしいと切に願います。変な事務所に入ってしまうと時間の
ムダをするだけですので。

働くのであれば、税理士の所長1人の事務所よりも
税理士が複数人在籍している税理士法人のほうがいいのかな、
と個人的には思います。

税理士が所長1人の事務所だと、その所長ワンマンのことが多いです。
税理士法人の方がお互い話し合う機会が多い、意見を聞いてくれる、
結果組織としての特徴が色濃く出る、という印象です。

目的によっては税理士が所長1人の事務所を狙う、というのも
大アリだと思います。

私の勝手な主観ですので悪しからず。

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