税理士試験、他の学校の直前答練を受ける?受けない?

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令和3年度の税理士試験が近づいてきました。
そして、税理士試験専門学校では基礎インプット期が4月で
終わり5月から直前期(直前対策、直前答練)に入るかと。

特に直前答練、内容は難しく重たいものなので基礎力がないと
太刀打ちできません。そして復習(自分のものにする)するのに
時間がかかります。

他の専門学校の直前答練を受ける?受けない?

働かず税理士試験の受験に専念している人、
働きながら試験勉強している人で状況は大きく変わると思います。
他の専門学校の直前答練を受けるか受けないか検討する前提としては
基礎力がある、ということ。

受験専念の人

全然ありだと思います。
受験専念の方は時間はあると思うので可能かと。
ただし、実際他の専門学校の直前答練を受けてみて
ちょっと復習が追いつかないな、と思ったら途中でやめる、
ということは考えといた方がいいかと思います。
「こなすだけ」になってしまうとあまり意味はないと思います。

働きながらの人

時間的にムリだと思います。
メインで通っている専門学校の直前期のカリキュラムをこなす
だけでも相当キツイはずです。特に平日は忙しくて専門学校の講義を
受講できないので土日に受講されている方ほどやめといたほうがいいかと。

他の専門学校の全国統一公開模擬試験だけは受けたほうがいいと思う

Oの方だとTの、Tの方だとOの受験する科目の全国統一公開模擬試験は
受験したいた方がいいと思います。私もTのそれだけは必ず受験して
いました。

開催時期ですが、Tのそれが6月上〜中旬、Oのそれが7月上〜中旬です。
約1ヶ月の開きがあります。
本試験日により近いOのそれはTよりも当然本試験に近い実力判定
(合格判定)基準になります。

Oの方がTのそれを受ける意味ですが、本試験ではどういった文章の
言い回しで出るかわからない、普段慣れているOの模試ではなく
本当の意味で何が出るか、どういった言い回しで出るかわからない
のでそれに慣れる、という意味で受けといた方がいい。
ただし、順位については本試験まであと約2ヶ月ある状況なので
あてにならないので気にしなくてもいいでしょう。

Tの方がOのそれを受ける意味ですが、より本試験日に近いOの
それを受けることで本当の今の実力の大体の目安がつくと
思うからです。

O、Tに限った話ではないですが、他の専門学校の模試は
1回は受けといた方がいいかと思います。

「確実に合格したい」は危険

基礎力があり他の専門学校の直前答練を受けるか受けないかを
検討する方は「確実に合格したい」又は「合格確率を高めたい」
という気持ちがあるからだと思います。
あくまでも個人的意見ですが、「確実に合格したい」という考えは
危険だと思います。税理士試験は何が出るかはわかりません。
法人税法、所得税法、相続税法だと税理士試験で勉強する箇所は
それらの税法のごく一部です。「確実に合格したい」という気持ちに
なってしまうと専門学校のカリキュラム以外にも手をつけてしまう
結果になるかと思います。それをやってしまうと肝心な基礎(合格する方
が落とさない箇所)を落としてしまう可能性があります。
私は過去、法人税法で「確実に合格したい」と思い過ぎてしまい
結果、判例等に手を広げ過ぎてしまい失敗した経験があります。
合格するには基礎項目を落とさない、合格圏内にいる方が解けない箇所は
他の方も解けない(割り切る)、ことが大切かと思います。
税理士試験は、受験した方の中の上位十数パーセントが合格する
「確率」の試験ですので。

まとめ

(個人的意見として)
他の専門学校の直前答練は、全国統一公開模擬試験だけ
受けたほうがいい。他は消化できない可能性が高いと思う
のでやめといたほうがいい。

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