大阪なおみ選手、全豪オープン優勝おめどうとうございます!
4大大会、4度目の優勝!!
スゴすぎます!!!
勝手にスタッツ分析
プロ選手の試合は、芸術的なウィナーが魅力だとは
思いますが、実際にはそのウィナーでのポイントよりも
相手のアンフォースドエラー(凡ミス)によりポイントを
取ることが多いです。
久しぶりにテニス観戦したので、ちょっと分析してみました。
2021年全豪オープン女子決勝、ポイントの取り方
(大阪なおみ 6-4、6-3 J.ブラディ)
大阪 なおみ | J.ブラディ | |
総ポイント | 69 | 54 |
ウィナー | 16(23.2%) | 15(27.8%) |
相手のフォースドエラー | 22(31.9%) | 15(27.8%) |
相手のアンフォースドエラー | 31(44.9%) | 24(44.4%) |
ウィナーによるポイントは、じぶんの放ったショットに対し相手が
ボールに触れられないポイントです。サービスエースなどが該当します。
フォースドエラーによるポイントは、じぶんがいいショットは放ち
相手に触られたが、そのままポイントになったもの。
相手のアンフォースドエラーによるポイントは相手の凡ミス(ラッキー)
によるポイントです。
ウィナーと相手のフォースドエラーによるポイントは、じぶんが
攻めてのポイントです。大阪選手の決勝では、38/69(55.1%)が
それにより取っています。女子ではかなり高いのかな、と思います。
他方、相手のアンフォースエラーによるポイントは31/69(44.9%)。
世界のトップでも全ポイントの4〜5割は相手のミスによるポイント。
これは今も昔(私がテニスをしていた20年程前)も変わらないのかな、
という印象です。
このアンフォースドエラーですが、相手にプレッシャーを与えないと
相手はミスしません。相手に嫌だと思わせること。
大阪選手の場合は、強烈なショットがあるので、相手選手からして
みればコートに入れるだけでは打ち込まれるので、より厳しいコースを
狙う・いいボールを打とうとする、結果アンフォースドエラーが増えます。
相手とのレベルが近いほど、ウィナーによるポイントはなかなか
取るのが難しいです。世界のトップとなると想像つきません。
他、テニスは心技体のうち特に心が重要だと思います。
決勝を見ていて大阪選手が精神的に崩れる気配は全く感じませんでした。
駆け引きで取ったポイント
第2セット第7ゲームでの大阪選手のサーブゲーム。
ゲームポイントでファーストサーブをボディーへの
キックサーブ(だったと思う)を打ち最終的に
ブラディ選手のフォアのアンフォースドエラーを誘い
このゲームを取りました。
ブラディ選手はこのゲームとブレークできないと
第2セット2−5となり敗戦濃厚となるのでブレークしたい
という気持ちが強かったと思います。
その精神面を逆手に取ったポイントの取り方、
すごいな、と感じました。
打つボールは女子でNo1、その上こういった形で
ポイントが取れるとなると、大阪選手が負ける
試合が想像できません。
ラケットの進化を感じた
第2セットの終盤だったでしょうか、ブラディー選手の
デュースコートからのワイドへのスライスサーブを
大阪選手がダウンザラインに素晴らしいリターン、
ブラディー選手がそのボールに追いつきバックでクロスに
ウィナーを取った場面がありました。
このときのブラディー選手のスィングがスローで見れたのですが、
「え、こういボールの飛び方するの?」と思ってしまいました。
ラケットの性能があってこそのウィナーだな、と個人的には
感じました。ブラディー選手が使っているラケットで打ってみたい!
20年も経てば道具が進化するのも当たり前ですね。
おわりに
男子はジョコビッチが優勝。
絶好調メドベージェフにストレートでの勝利。
30半ばなのに強すぎです。
確かジョコビッチは2週間完全隔離だったはず。
しかも3回戦で腹筋を故障したとか
言ってたけど大したことなかったみたいですね。