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個人の確定申告書(所得税、贈与税)を提出するのにマイナンバーが
必要になってから数年が経ちます。
このマイナンバー書類関係の提出書類について、前回の確定申告で
質問が多かったのでまとめてみました。
電子申告(e-tax)で確定申告書を提出する場合
確定申告を電子申告(e-tax)でおこなう場合は、
申告書にマイナンバーを記載するだけでOKです。
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上は、国税庁HPの確定申告書作成コーナーですが、
赤丸の箇所にマイナンバーを記載するだけです。
記載すると確定申告書に反映されます。
マイナンバーカードなどの書類を添付する必要はありません。
紙で確定申告書を提出する場合
紙で確定申告書を提出する場合、確定申告書にマイナンバーの記載と
本人確認書類の提示又はコピーの添付が必要となります。
本人確認書類とは、マイナンバーカードをお持ちの方であれば
そのカードの表面と裏面を使えます。
提出する場合はもちろんコピーでOKです。
マイナンバーカードをお持ちでない方は、「番号確認書類」と
「身元確認書類」が必要です。
番号確認書類とは、ご本人のマイナンバーを確認できる書類で、
・マイナンバー通知カード
・マイナンバーが記載された住民票
などがあり、番号が確認できるいずれか1つの書類です。
身元確認書類は、記載したマイナンバーの持ち主であることを
確認できる書類です。
・運転免許証
・パスポート
・在留カード
・公的医療保険の被保険者証
・身体障害者手帳
などがあり、いずれか1つでOKです。
上述の「番号確認書類」、「身元確認書類」共に提出する場合も
もちろんコピーでOKです。
まとめると、こんな感じです。
![](https://kanamoto-blog.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-21-13.39.33-1024x337.png)
税務署に直接確定申告書を紙で提出する場合
各税務署に設置されていることが多い申告書作成会場に出向き
直接紙で確定申告書を提出する場合、上述の本人確認書類は
提出する必要はなく、確定申告書提出の際に見せる(提示する)だけで
OKです。わざわざコピーを取って提出する必要なありません。
税務署に確定申告書を郵送で提出する場合
税務署に確定申告書を郵送する場合は、上述の本人確認書類は
コピーを添付して一緒に郵送します。
このとき、添付書類台紙という書類があるので生命保険控除証明書
などの他の添付書類と一緒に貼り付けて提出します。
添付書類台紙とは、こんな感じの書類です(左が表で右が裏)。
![](https://kanamoto-blog.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-21-13.22.55.png)
![](https://kanamoto-blog.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-21-13.23.37.png)
おわりに
所得税・贈与税確定申告は、国税庁HPの確定申告書等作成コーナー
で申告書の作成・電子申告をするのがオススメです。
使いずらいソフトではなく、しかも無料で使えます。
電子申告をするには、カードリーダーとマイナンバーカードは
必要となりますが、その2つが揃ってしまえば、あとは作業です。
操作も難しくはありません。
令和2年分の確定申告から電子申告(e-tax)しないと
事業所得、不動産所得の青色申告特別控除が10万円減る
(65万円→55万円)こともあります。