クラウド会計ソフトを導入して自計化したら税理士報酬は下げられるか?

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税理士事務所に毎月の月次試算表作成をお願いしていた会社が

クラウド会計ソフトを導入して自計化するようになったら

税理士報酬は下げてもらえるでしょうか?

会社側、税理士側の立場から見ていきたいと思います。

税理士事務所は、毎月月次試算表を作成して訪問もしている

という前提とします。

会社側

会社側では、税理士に対する毎月の報酬が高く感じているので

安くする方法を探した結果、今まで税理士にお願いしていた

毎月の経理処理を自社でやることとしたとします。

今までよりお願いしていた仕事が減りますから報酬を

減額してくれることを期待します。


期待するだけでは税理士報酬下がりません。自計化したので

その分お願いしている仕事が減ったから報酬を減額してくれ

と言ってはじめて検討してもらえます。


仕事量で見れば、毎月の経理処理負担は増えます。

ですが、クラウド会計ソフトを使いこなせれようになれば

経理にとられる時間は圧縮はできます。


仕事量だけ増えて出ていくお金は変わらないならあまり意味が

ないので、自計化する前に報酬の件を相談してからの方がいいと

思います。

税理士側

税理士側の立場だと報酬は基本下げたくないはずです。

ただ顧問先が自計化することにより、業務の時間は減ります。

会社側で処理したのをチェック・修正作業は

することとなると思いますが、大幅に時間削減になります。

さらに毎月の訪問を3ヶ月又は6ヶ月に一度にする、その面談をリアル

ではなくオンラインで行うなど工夫をすれば毎月の報酬の減額は

十分に可能です。ただ、間違いが多くチェック・修正に時間がかかる

ことが想定されれば減額は了承しないと思います。


仕事量が大幅に減っても報酬は減額しない、

という税理士もいるでしょうが・・・

税理士が報酬の減額に応じなかったら

節税のことなど何もアドバイスしてくれないとか報酬の件以外で

何か不満があれば税理士を変えることを検討してもいいと思います。

税理士は会社の大事なデータを扱うので頻繁に変えることは

おすすめしません。

あくまでも個人的意見ですが、不満要素が3つ以上になったら

変えることを検討してもいいかな、と思います。


税理士報酬は、双方の合意で決まりますので、税理士側が了承しなければ

その報酬は下がりません。

おわりに

自計化の最大のメリットは、損益・キャッシュフローをリアルタイムに

把握できことです。問題があればすぐわかります。税理士に月次試算表の

作成を依頼すると手元に届くのが月末が締まってから1〜2ヶ月後に

なり遅いです。なので私は自計化は強くおすすめします。

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