法人と個人事業主の有利不利比較

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事業を開始するにあたり、法人にしたほうがいいのか個人事業主の
ほうがいいのか迷う方もいらっしゃると思います。
法人にすると税金や信用面など様々なメリットがあります。
基本は事業を長く行っていくということを前提に法人のほうを
おすすめします。

基本、法人をおすすめするのですが、いろんな角度から法人と個人事業主を
比較してみたいと思います。

経費にできるか・税金・コスト面での有利不利

経費・税金・コスト面での有利不利を下の表にまとめてみました。
単純に🟡の数が多い少ない、❌の数が多い少ないということだけでは
有利不利は判断できないと思います。
法人については設立時・その後のコスト面ではお金がかかりますが、
個人に比べて費用を計上しやすいという一面があると思います。
税金では消費税はさほど変わりませんが法人のほうが赤字を長く繰り越せる・
税率面で法人有利かと思います。
各項目の詳しい説明については後日ブログでします。

資金調達面ではどうか?

ひと昔前は、株式会社は資本金が1,000万円以上でないと設立できません
でした。ですので株式会社は信用があり個人事業主に比べて融資が受け
やすかったと思います。
しかし今は資本金1円でも株式会社の設立ができますので昔ほど株式会社が
融資を受けやすいということはないと思います。
業績の内容を吟味して判断されることでしょう。
資本金1円で自己資金が乏しい株式会社よりも自己資金が潤沢な
個人事業主のほうが融資を受けやすいと思います。
なので、資金調達面での有利不利はそれほどないと思います。

信用面ではどうか?

一定規模以上の会社との取引となると、相手先会社が個人事業主との取引は
不可という場合もあります。
優良な個人事業主でも取引先の範囲が狭まることとなります。
信用面では法人有利といったところでしょうか。

おわりに

個人事業主を2年行いその後法人成りすると、法人成りしたあとの2年間は
消費税の免税事業者となる可能性があり最大4年間消費税の納税をしなくて
いいかもしれません(個人事業主の2年目、法人の1・2期目は場合によっては
消費税を納める事業者になることもあります)。
税務面では有利になることもありますが、信用面なども考慮して
トータルで法人とするのか、個人事業主とするのかの判断をしていって
いただければと思います。

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