新たに起業する方は、人生を賭けて起業する方が多いと思います。
その起業に際し、私が大事だと思うことを書きます。
事業コンセプトを決める
事業をスタートするにあたり、売上を上げるための事業コンセプトを
決めることからスタートします。事業コンセプトを決めて売上を上げないと
事業継続は困難になるので一番重要です。例えば飲食店を開業する場合だと
どの年齢層をターゲットにするのか、お店のウリを決めること、などです。
ご自身の経験・考え・やりたいことの洗い出し、競合他社の調査などを
基に事業コンセプトを決めます。
個人、法人どっちにする?
事業コンセプトが決まったら、個人事業主、法人どちらで事業を
行うかを決めます。
基本、法人をお勧めしています。法人をお勧めする理由としては
取引先によっては個人事業主との取引は不可の会社があるからです。
どんなに優良な個人でも、個人事業主ということだけで取引先の範囲が
狭まることとなります。
B to Cのビジネスならあまり気にしなくてもいいでしょうが
B to Bのビジネスでは気にする必要があります。
以外に盲点なのは社会保険の問題があります。会社は社会保険に加入
しなければいけませんが、個人事業主は国民健康保険・国民年金と
なります。この国民健康保険が高いんです。社会保険の健康保険の
方が断然お得です。
会社でやる、ということになれば会社を設立します。
設立にかかる費用は、資本金(自己資金)+設立費用です。
資本金は会社設立の際、会社に払い込むお金ですが、最低でも100万円
以上の資本金を用意して会社を設立するのを強くお勧めします。
この資本金は、開業資金の融資を受ける場合の借りれれる金額にも
関係してきます。会社設立費用は株式会社で24〜5万円前後
(資本金が2,143万円未満の場合)です。
事業コンセプトから事業計画書を作成する
事業計画書は事業コンセプトを基に作ります。
事業の概要、経営者の略歴、販売やマーケーット戦略、売上・損益計画
などを事業計画書として作成します。売上・損益計画は月ごとに3年分
作成します。
この事業計画書は、今後事業をどうやって軌道に乗せていくのか、を
考えていく上で重要です。開業してからは事業計画通り進んでいるか、
進んでいないのであれば何が原因なのか、を分析し改善していきます。
なお、事業計画書は金融機関から融資を受ける際にも必要となりますので
必ず作成しましょう。
お金(開業資金)
開業資金の問題、起業するに当たり悩む方が多いと思います。
開業資金として用意してほしいのは、初期費用+4ヶ月分の運転資金、です。
自己資金で全て賄えるのであればそれに越したことはないですが、
店舗方ビジネス(飲食店、美容室など)をはじめる場合など多額の初期費用が
必要となるときは、金融機関から融資を受ける、ということになります。
まだ実績がない状況で民間銀行から融資を受けるのは難しいです。
ですが、日本政府が起業を支援しており政府系金融機関の日本政策金融公庫
からだと実績がなくても創業時に融資を受けることができます。
この創業融資で借りられる金額は自己資金の3倍ぐらいまでです。
自己資金が100万円だとすると300万円ぐらいです。
なので、多額の初期費用を必要とする業種は、自己資金+創業融資で
開業資金を考えます。
開業後の資金繰りを考える
開業後、黒字だったとしてもお金がなければ事業継続はできません。
開業後1年間の資金繰りを予測することが重要です。この売上ペースだと
1年後の資金繰りは大丈夫、この売上ペースだと半年後に資金はショート
する、といったことなどを把握します。資金ショートが見えてきたら
資金調達に動かなければいけません。
おわりに
・起業を成功させるための相談相手がほしい
・会社を設立したい
・創業融資を申請したいがよくわからない
・創業補助金を申請したいがよくわからない
・開業後の経理のことがよくわからない
・開業後確定申告を税理士にまかせたいが税理士のあてがない
上記のお悩みがある方は、是非一度ご連絡いただければと思います。
人生を賭けての起業、そのサポート業務も行っております。
初回の面談はもちろん無料です。
お問い合わせページのリンクを貼っときます。